日本大百科全書(ニッポニカ) 「タンヌ・オラ山脈」の意味・わかりやすい解説 タンヌ・オラ山脈たんぬおらさんみゃくТанну-Ола/Tannu-Ola ロシア連邦中南部のトゥイバ共和国と、モンゴル国との国境北部を東西に走る山脈。全長300キロメートル。エニセイ川の源流を涵養(かんよう)し、東・西のタンヌ・オラに分かれる。標高は2500~2700メートルで、最高点は西タンヌ・オラの3056メートル。山脈は砂岩、礫(れき)岩、花崗(かこう)岩、片岩などからなり、北側斜面は針葉樹林、南側はステップ(短草草原)である。南麓(なんろく)のモンゴル国内にウブス湖がある。[須長博明][参照項目] | ウブス湖 | エニセイ川 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タンヌ・オラ山脈」の意味・わかりやすい解説 タンヌオラ山脈タンヌオラさんみゃくkhrebet Tannu-Ola ロシア中東部,東シベリア南部,トゥーバ共和国南縁にある山脈。エニセイ川上流とモンゴルのオブス湖水系の分水嶺。全長約 300km。東西に分れ,西山脈は主として砂岩,頁岩,東山脈は花崗岩,噴出・堆積物から成る。標高 2500~2700mの山が多く,最高点は 3061m。北斜面 (2000~2200m以下) はマツ,カラマツのタイガ,南斜面はステップである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by