ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェルニヒウ州」の意味・わかりやすい解説 チェルニヒウ〔州〕チェルニヒウChernihiv ウクライナ北部の州。州都チェルニヒウ。ドニプロ川(ドネプル川)左岸,デスナ川下流域を占める。大部分が平地であるが,北東に丘陵がみられる。南端部が森林ステップ地帯であるほかは全域が森林地帯である。住民の半数は農村に居住し,穀物(冬コムギ,トウモロコシ,ライムギ),アマ,タイマ,テンサイ,タバコなどの栽培と畜産が盛んである。工業は農産物加工(砂糖,醸造,製粉,油脂,食肉,缶詰,アマ加工,皮革)が中心で,ほかに繊維,製靴,機械,木材加工などの工業があるが,近年化学工業(合成繊維,プラスチック,ゴム製品)が発展し,石油の採掘も行なわれている。交通はドニプロ川,デスナ川の水運,チェルニヒウを中心とする鉄道,ハイウェーによる。面積3万1865km2。人口 105万5673(2015推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by