チオシアン酸エステル(読み)チオシアンサンエステル

化学辞典 第2版 「チオシアン酸エステル」の解説

チオシアン酸エステル
チオシアンサンエステル
thiocyanic ester

チオシアン酸(HSC≡N)のアルキルまたはアリール置換体でRSC≡Nで表され,イソチオシアン酸エステルの異性体である.チオシアン酸カリウムハロゲン化アルキル,または硫化アルキルと臭化シアンから得られる.芳香族誘導体はジアゾニウム塩とチオシアン酸銅(Ⅰ)からも得られる.無色のニラ様の臭いをもつ液体.メチルエステルは沸点133 ℃.アリルエステルは沸点161 ℃.還元するとチオアルコールになり,酸化するとスルホン酸を与える.アルキル体は高温でイソチオシアン酸エステルに異性化する.少量の酸と加熱すると,3分子重合してチオシアヌル酸エステルを生成する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む