デジタル大辞泉 「チトラル」の意味・読み・例文・類語 チトラル(Chitral) パキスタン最北端、カイバルパクトゥンクワ州の都市。ヒンズークシ山脈北東部の最高峰ティリチミール山の南麓に位置し、アフガニスタンとの国境に近い。古くから中央アジアとインドを結ぶ交易の拠点として栄え、19世紀末まで独立を保った。藩王の宮殿やシャーヒーモスクなどがある。チトラール。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「チトラル」の意味・わかりやすい解説 チトラルちとらるChitral パキスタン最北端、アフガニスタン国境に接するチトラル地方の中心町。ヒンドゥー・クシ山脈の南麓(なんろく)、クナール川の上流チトラル川に沿い、ワハンおよびギルギットに至る交通路の要地を占める。周辺で産する果物、米、小麦などを集散する。また鉄、銅、鉛、アンチモンなど同国有数の鉱産資源の埋蔵地であるが、開発はほとんど行われていない。[応地利明] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例