チャボホトトギス(読み)ちゃぼほととぎす

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャボホトトギス」の意味・わかりやすい解説

チャボホトトギス
ちゃぼほととぎす / 矮鶏杜鵑草
[学] Tricyrtis nana Yatabe

ユリ科(APG分類:ユリ科)の多年草。地下茎は地中深く伸び、節から細根を出す。地上茎は丈が低く高さ3~6センチメートル。節間は詰まって短く、堅い毛を散生する。8~9月、茎頂葉腋(ようえき)に黄色花を1~2個、上向きに開く。花柄は短く、密に毛がある。中部地方の太平洋沿岸、四国および九州屋久(やく)島に分布する。

河野昭一 2018年12月13日]


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世界大百科事典(旧版)内のチャボホトトギスの言及

【ホトトギス】より

…日本特産群で,岩場に垂れ下がるように生育する。(2)キバナノホトトギス節には,キバナノホトトギスT.flava Maxim.に代表されるように黄色の花を上向きにつけるものや,チャボホトトギスT.nana Yatabeがある。これも日本特産である。…

※「チャボホトトギス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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