デジタル大辞泉 の解説 チューリンガーワルト‐さんち【チューリンガーワルト山地】 《Thüringer Wald》ドイツ中部、チューリンゲン州にある山地。アイゼナハからフランケンワルト付近まで、約100キロメートルにわたり北西・南東方向に走る。標高600メートルから800メートル程度のなだらかな山地であり、森林に覆われる。オーバーホーフなどの山岳保養地が知られる。チューリンゲンの森。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 チューリンガー・ワルト山地ちゅーりんがーわるとさんちThüringer Wald ドイツ中部の山地。「チューリンゲンの森」の意。長さ約80キロメートル、高さ650~850メートルのなだらかな山地で、西北西―東南東の方向に延びる。最高峰は大ベールベルク山(987メートル)。ハルツ山地、エルツ山脈などとともに、ドイツの中位山地の一部をなす。北側にチューリンゲン盆地が開ける。大部分は森林に覆われる。山間部では古くから家内工業が盛んで、いまでもガラス、玩具(がんぐ)、陶磁器などの製造が行われる。保養地域の一つで、オーバーホーフをはじめ、設備のよく整った多くの保養地がある。[浮田典良] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例