最新 世界スポーツ人名事典 「チョソンミン」の解説
チョ ソンミン
Cho Sung-min
プロ野球
生年月日:1973年4月5日
国籍:韓国
出生地:ソウル
学歴:高麗大学卒
経歴:9歳の時から野球を始める。高麗大では1年生からエースを務め、韓国大学野球界ナンバーワン投手として活躍。3年生から韓国代表入りし、ユニバーシアード、アジア選手権(兼五輪予選)に出場。1996年契約金1億5000万円、年俸1200万円の8年契約で日本プロ野球の巨人に入団。’97年7月対阪神戦で初登板。同年はリリーフ投手として1勝11セーブを挙げる。’98年先発投手として開幕ローテーション入りを果たし、前半だけで7勝を挙げ、オールスターにも出場。しかしこの頃から右肘の痛みのため長期離脱。2001年6月右肘の手術を受ける。2002年5月対ヤクルト戦で640日ぶりに勝利するが、シーズン終了後、退団。日本での通算成績は、11勝10敗11セーブ。194センチの長身から投げ下ろす最高153キロをマークする速球は“コリアン・エクスプレス”と呼ばれた。帰国後の2005年、韓国プロ野球のハンファに入団。2007年までの3シーズンで3勝4敗に終わり、引退。引退後、2011〜2012年斗山のコーチを務めた。チャリティー活動にも積極的で、目の不自由な小学生と義兄弟となり手術費用を援助。1998年には公式戦で三振1個を奪うごとに日本と韓国のユニセフに2000円ずつ寄付する三振基金を設立した。私生活では、2000年韓国の国民的女優チェ・ジンシルと結婚。スター夫婦の誕生に世間は大きく注目したが、やがて壮絶な離婚劇を繰り広げ、ワイドショーの常連となる。2004年8月には妻への暴力容疑で逮捕され、9月に離婚。2008年10月チェ・ジンシルが自殺。2013年1月ソウル市内にある交際相手の女性宅の浴室で首をつって死亡しているのが発見された。39歳の若さだった。
出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報