デジタル大辞泉 「チンチャ諸島」の意味・読み・例文・類語 チンチャ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【チンチャ諸島】 《Islas de Chincha》ペルー中部西方の太平洋にある諸島。ピラカス半島北部の沖合約20キロメートルに位置し、南北に三つの島が並ぶ。古くからグアノ採取が行われたが、19世紀末には枯渇した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「チンチャ諸島」の意味・わかりやすい解説 チンチャ諸島ちんちゃしょとうIslas de Chincha 南アメリカ、ペルー中部の太平洋にある小島群。首都リマの南南東約200キロメートル、ピラカス半島の沖合い5~20キロメートルに分布する島々の最北部に位置する。北、中、南の三島よりなる。ほとんど降雨のない乾燥気候下にある。アンチョビーなどの魚を餌(えさ)にする海鳥が多数生息し、その糞(ふん)が堆積(たいせき)してできたグアノの産地として知られたが、乱獲により消滅した。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例