ティモフェエフ=レソフスキー(その他表記)Timofeev-Resovskii, Nikolai Vladimirovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ティモフェエフ=レソフスキー
Timofeev-Resovskii, Nikolai Vladimirovich

[生]1900
[没]1981.3.28.
旧ソ連の遺伝学者。個々の遺伝子はそれぞれ単独で形質を決定すると考える傾向に対して,遺伝子がその機能を現す際に遺伝子間に相互作用が生じ,そのために遺伝子全体がひとまとまりとなって形質決定を行うとする見解を示した (1925) 。その根拠として,ある特定の遺伝子に関して同じで,それ以外の遺伝子が異なっているような2つの個体をつくりだし,共通の遺伝子に対応する形質が両者で異なった現れ方をするのを観察した実験を示した。個々の遺伝子が機能を発揮するにあたり,他の遺伝子は一種の環境要因として働くものと解釈できることを示し,遺伝子環境の概念を打立てて,遺伝学,進化学に大きな影響を与えた。

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