テグー(読み)てぐー(英語表記)tegu

日本大百科全書(ニッポニカ) 「テグー」の意味・わかりやすい解説

テグー
てぐー
tegu

爬虫(はちゅう)綱有鱗(ゆうりん)目テユウ科テグー属に含まれるトカゲ総称。この属Tupinambisの仲間は別名テグトカゲとよばれ、南アメリカの北部・中部に4種が分布する。全長1.2~1.4メートルで尾はその約5分の3。体鱗は小さな鱗板状で堅く光沢がある。森林地帯にすみ、鳥類の卵を好むほか、ネズミ、魚、昆虫をもとらえる。雌は樹上性のシロアリの巣に6~8個ほど産卵する。ゴールデンテグーT. teguixinとブラックテグーT. nigropunctatusの2種は分布域が広く、インディオはその脂肪を薬用とする。

[松井孝爾]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android