テレサベルガンサ(その他表記)Teresa Berganza

現代外国人名録2016 「テレサベルガンサ」の解説

テレサ ベルガンサ
Teresa Berganza

職業・肩書
メゾソプラノ歌手

国籍
スペイン

生年月日
1935年3月16日

出生地
マドリード

学歴
マドリード音楽院〔1954年〕卒

受賞
マドリード音楽院歌唱賞〔1954年〕,ハリエット・コーエン・メダル,国際批評家賞〔1988年〕

経歴
マドリード音楽院でピアノを学んだのち、エリザベート・シューマンの弟子ローラ・ロドリゲス・デ・アラゴン師事して音声を勉強。1954年同音楽院の歌唱賞を得て、’55年マドリードでコンサート・デビューした。’57年南仏のエクサン・プロヴァンス音楽祭で、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベルラ役でオペラデビュー、明澄でつややかな声、細やかな表現により一躍有名になり、’58年ミラノ・スカラ座の「オリー伯爵」で名声を確立。’60年コベント・ガーデン王立オペラに「セビリアの理髪師」のロジーナ役で、’65年にはメトロポリタン・オペラにデビュー。以後、特定の劇場とは専属契約せず、世界の主要歌劇場でモーツァルト、ロッシーニを中心に歌うコロラトゥーラ・メゾソプラノとして活躍。「フィガロの結婚」のケルビーノなど、複雑な感情を表現する役柄本領を発揮。また、夫フェリックス・ラビーリャのピアノによるスペイン歌曲のリサイタルも親しまれている。’75年初来日。’92年バルセロナ五輪の開会式に出場し花を添えた。2011年来日し、昭和音楽大学で公開レッスンを行う。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「テレサベルガンサ」の解説

テレサ ベルガンサ
Teresa Berganza


1935.3.16 -
スペインのメゾ・ソプラノ歌手。
マドリード生まれ。
マドリード音楽院で声楽、ピアノ、オルガン、指揮法などを学ぶ。その後、ローラ・ロドリゲス・デ・アラゴンに師事。1954年音楽院主催の声楽コンクールで第一位となり、ルクレシア・アラーナ賞を受賞。’57年エクサン・プロヴァンス音楽祭でオペラデビュー。明るく澄んだ声、艶やかな美声と、コロラトゥーラの技巧で注目される。ロッシーニを得意とし、オペラ・ブッファヒロインにうってつけで、又、スペイン歌曲も得意とする。最高のメゾ・ソプラノと認められ、’77年のエディンバラ音楽祭でのカルメン役が絶賛された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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