20世紀西洋人名事典 「テーオドールドイブラー」の解説
テーオドール ドイブラー
Theodor Däubler
1876 - 1934
ドイツの詩人。
アドリア海沿岸生まれ。
代表作に叙事詩「極光」(1910年)があるが、故郷の風光を文学形成に意識し、ギリシア古典の美形式をもとにキリスト教倫理をふまえ宇宙論的に発展させた。3万行に及ぶ膨大な量と、当時世の中に理解されなかった事から、完全な出版をいまもって見ていない。他に「星明りの道」(’15年)、「アッティカのソネット」(’24年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報