ディバ(その他表記)Dibba

デジタル大辞泉 「ディバ」の意味・読み・例文・類語

ディバ(Dibba)

アラブ首長国連邦北東部、オマーン湾に面する町。行政上はフジャイラシャルジャ、およびオマーン領に分かれる。かつてインド中国との交易要地として栄えた。ムハンマド死後間もなくイスラム教徒に対する反乱が鎮圧され、のちにイスラム教アラビア半島に広まる契機となった。ディッバ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディバ」の意味・わかりやすい解説

ディバ
Dibbah

アラビア半島南端のオマーン半島にあり,オマーン湾に面する港町背後を山で囲まれたディバ入江にのぞんでいる。この町の特徴は,2つの国に属していることで,古い港とその南部はアラブ首長国連邦のフジャイラ首長国に,入江の北部はオマーンに所属する。港は,イスラム出現の頃は,内陸の銅の輸出港として知られていたが,現在は電力供給設備と病院をもった小さな漁港で,周辺ではナツメヤシを産するにすぎない。道路によって南部の沿岸諸都市,ペルシア湾岸のラスアルハイマと連絡する。人口約 1000。

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