フジャイラ(英語表記)Fujairah; al-Fujayrah

共同通信ニュース用語解説 「フジャイラ」の解説

フジャイラ

アラブ首長国連邦(UAE)の七つの首長国の一つで面積1166平方キロはUAEの約1・4%。人口は約18万人でUAEの人口の約2%。砂漠・土漠の多いアラビア半島に位置するが、数百メートルの山が連なり気候は比較的温暖。湧き水も出ることから、フジャイラという名前は「地面から湧き出る水」を意味する言葉から来たという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フジャイラ」の意味・わかりやすい解説

フジャイラ
Fujairah; al-Fujayrah

アラブ首長国連邦を構成する首長国の一つ。ペルシア湾岸に領土をもたず,海岸線はすべてオマーン湾に面する。シャルジャ首長国の飛び地その他によって,この国は2つの部分に分けられているが,北部分はルウースアルジバール岬の南にあたり,首都フジャイラを含む南部はオマーンと南で国境を接する。首都フジャイラ南方の海岸にはシャルジャ首長国の飛び地などが入込み,このあたりの国境線は判然としない。 19世紀にはこの国はシャルジャの一部と考えられていたが,1886年までには事実上独立国となり,1952年イギリスもこれを承認した。 71年アラブ首長国連邦成立にあたり,その構成国となる。経済的には,山地でわずかな農業が,海岸部で漁業が営まれる。面積 1300km2。人口6万 3000 (1991推計) 。

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