山川 世界史小辞典 改訂新版 「デュヴァリエ」の解説
デュヴァリエ
François Duvalier
1907~71
ハイチの医師,政治家。混血のムラート層の指導者たちに飽き足らない黒人指導層の権力闘争の間に登場して,1957年に大統領に当選(在任1957~71)。直属のトントン・マクートという秘密警察によって恐怖政治を行い,「パパ・ドック」と呼ばれて恐れられた。71年没すると,息子のジャン・クロードが大統領なったが,86年にクーデタで亡命。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報