でんでん(読み)デンデン

デジタル大辞泉 「でんでん」の意味・読み・例文・類語

でん‐でん

[副]
太鼓の音を表す語。「でんでんと太鼓を打つ」
太棹ふとざお三味線の音を表す語。「でんでんと響く津軽三味線
[名]
太鼓のこと。
義太夫節のこと。
[類語]1てれつくどんつくてんつくてんすってんてれつく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「でんでん」の意味・読み・例文・類語

でん‐でん

[1] 〘副〙
① 太鼓の太く響く音を表わす語。
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)中「八つの太鼓がでんでんでんぼ
② 太棹三味線の音を表わす語。
③ あとからあとから続くさまを表わす語。どんどん。
雑俳・とかへり集(1858)「冷して有る西瓜・デンデン差湯して流す」
[2] 〘名〙
① 太鼓。
② 義太夫節の異称

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「でんでん」の解説

でんでん

1950- 昭和後期-平成時代の俳優
昭和25年1月23日生まれ。昭和55年「お笑いスター誕生!!」で「みんな!ハッピーかい?」のネタで8週勝ち抜きをはたして芸能界入りし,TVドラマ,舞台に出演する。映画デビューは56年「の・ようなもの」。平成24年園子温監督作品の「冷たい熱帯魚」でキネマ旬報ベスト・テン助演男優賞,毎日映画コンクール男優助演賞,日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。福岡県出身。本名は緒方義博。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android