てれつく

精選版 日本国語大辞典 「てれつく」の意味・読み・例文・類語

てれつく

[1] 〘副〙 太鼓を打つ音を表わす語。
狂言記・笠の下(1660)「おどりてふりを見せまいらせう見せまいらせう。〈略〉てれつくにてれつくに、したんにたたたんに」
[2] 〘名〙
① 太鼓を打つなどしてする遊興。てれつくてん
※雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)義六「てれつくにいったと御ぞう供かへり」
張形異称
※雑俳・類字折句集(1762)「テレツクをいかな笑はず師の女房
男根の俗称。
咄本・軽口東方朔(1762)五「弓削(ゆげ)道鏡からつりとるくらいのてれつく也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「てれつく」の意味・読み・例文・類語

てれつく

[副]囃子はやしなどの太鼓を打つ音を表す語。「てんてんてれつく
[類語]でんでんどんつくてんつくてんすってんてれつく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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