改訂新版 世界大百科事典 「トゥールコアン」の意味・わかりやすい解説 トゥールコアンTourcoing フランス北部,ノール県の都市。人口9万4000(1990)。ベルギー国境に近く,県都リールおよび南に接するルーベとコナベーション(連接都市)をなす。ルーベとともにフランス羊毛工業では最大の生産地。12世紀にはすでに毛織物を生産していたことが知られており,15世紀末にはオーストリアのマクシミリアン1世により自由定期市開催の特権を与えられた。19世紀には羊毛工業,綿工業が著しく発展した。執筆者:礒部 啓三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥールコアン」の意味・わかりやすい解説 トゥールコアンとぅーるこあんTourcoing フランス北部、ノール県の都市。人口9万3540(1999)。近接するリール、ルーベとともにコナベーション(連接都市)を形成する。ルーベと同じく繊維工業の中心地で、15世紀以来の羊毛工業を主体として既製服、靴下、じゅうたん製造が盛ん。金融、商業の中心地でもある。作曲家アルベール・ルーセルの生誕地。[高橋伸夫][参照項目] | ルーセル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by