トプラクカラ(英語表記)Toprak Kala

デジタル大辞泉 「トプラクカラ」の意味・読み・例文・類語

トプラク‐カラ(Toprak Kala)

ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン共和国にある都城遺跡。キジルクム砂漠の縁に位置する都城の一つ。紀元前1世紀から紀元後5世紀頃のものとされ、バクトリア美術の影響を受けた古代ホラズム美術の壁画などが見つかっている。宮殿広場ゾロアスター教の宮殿のほか市民住居遺構がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トプラクカラ」の意味・わかりやすい解説

トプラクカラ
Toprak Kala

ウズベキスタン,カラカルパク自治共和国,アムダリア右岸にある古代要塞都市 (前1~後6世紀) 。ホラズム文明の遺跡。 S.トルストフによって 1938年に発見され,王宮ゾロアスター教神殿,神殿内部からの美術品文書などが発掘された。

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改訂新版 世界大百科事典 「トプラクカラ」の意味・わかりやすい解説

トプラク・カラ
Toprak kala

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世界大百科事典(旧版)内のトプラクカラの言及

【ホラズム】より

…外城は居住区に当たり,貨幣の出土はないがポスト・アケメネス時代の文化が明らかになり,また1世紀の壁画がソグドやトカラとの関連で注目される。 一方,1~6世紀の都城であるトプラク・カラは,ホラズム王族の都城で方形プランをもち,〈皇帝の間〉は280m2あり,泥塑,雪花セッコウの王像,守護神で,また絵画で壁面を飾った。別室ではスキタイ美術を想起させる動物意匠を描いた。…

※「トプラクカラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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