普及版 字通 の解説
12画
[字訓] ほふる・さく・ころす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(者)(しや)。に(都)(と)の声がある。〔説文〕八上に「刳(さ)くなり」とあり、牛羊などを殺することをいう。城市を攻めてその人を皆殺しにすることを「沛を(ほふ)る」のようにいう。わが国では切腹を「腹」というが、中国では「自刎(じふん)」のように、首に刃をあてる。
[訓義]
1. ほふる、さく、ころす。
2. ほろぼす、みなごろしにする。
3. 牛・羊などをころす。
4. (と)と通じ、やむ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 楊氏語抄に云ふ、兒、生をし、び牛馬のをりて販賣するなり。、保布(ほふる)と訓む。兒、惠止利(ゑとり)〔名義抄〕 ホフル・コロス・ヤム 〔字鏡集〕 ヤム・ホロブ・コロス・ワカル・ホフル
[熟語]
家▶・潰▶・割▶・牛▶・狗▶・沽▶・戸▶・▶・宰▶・殺▶・斬▶・市▶・肆▶・児▶・者▶・所▶・城▶・身▶・人▶・▶・勦▶・中▶・釣▶・剔▶・刀▶・毒▶・肉▶・破▶・伯▶・博▶・販▶・覆▶・刎▶・滅▶・門▶・戮▶・裂▶
[下接語]
禁・狗・市・剪・翦・浮
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報