トリポリス(その他表記)Trípolis

デジタル大辞泉 「トリポリス」の意味・読み・例文・類語

トリポリス(Tripolis/Τρίπολις)

トリポリ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリポリス」の意味・わかりやすい解説

トリポリス
Trípolis

トリポリ Trípoliともいう。ギリシアペロポニソス半島中部の都市。アルカディア地方の山間盆地,標高約 650mの地に位置する。 14世紀トルコ人によって建設され,ペロポニソス半島の中心地として繁栄したが,ギリシア独立戦争 (1821~29) 中に破壊された。現在の市は 1834年再建されたものである。農業地帯の中心地で,周辺に産するコムギジャガイモタバコなどを集散するほか,絨毯,木工品,ワインなどを製造コリンソスカラマタを結ぶ鉄道が通る。人口2万 1772 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トリポリス」の意味・わかりやすい解説

トリポリス
とりぽりす
Tripolis

ギリシア南部、アルカディア県の県都ペロポネソス半島中部の湿潤な高原上に位置する。別称トリポリツァTripolitsa。人口2万8976(2001)。金物・織物製造業のほか農産物の集散地としても重要で、ペロポネソス半島の鉄道・道路結節点にあたる。オスマン帝国支配下ではモレア(ペロポネソス)支配の拠点として繁栄していたが、ギリシア独立戦争時に破壊され、1834年に再建された。

[真下とも子]

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世界大百科事典(旧版)内のトリポリスの言及

【アルカディア】より

…Arcadiaとも綴る。現在は一県を構成しており県都はトリポリス。アルフェイオス川が流れ,その流域は比較的地味が肥えているが,多くは山がちで牧畜が主力であった。…

※「トリポリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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