現代外国人名録2016 「トレバーホーン」の解説
トレバー ホーン
Trevor Horn
- 職業・肩書
- ミュージシャン,音楽プロデューサー
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1949年7月15日
- 出生地
- ハートフォードシャー州
- グループ名
- 旧グループ名=バグルス〈Buggles〉, イエス〈Yes〉
- 勲章褒章
- CBE勲章〔2011年〕
- 経歴
- 父がベーシストだった影響で、幼い頃から音楽に親しむ。1977年ジェフリー・ダウンズとバグルスを結成、デビュー曲であるシングル「ラジオ・スターの悲劇」(’79年)は、シンセサイザーを多用して1980年代のテクノポップ・サウンドを先取りすると共に、MTVによる初のミュージック・ビデオとして放送され、世界中で大ヒットした。’80年「危機」などで知られるプログレッシブロック・バンドのイエスにバグルスごと吸収される形で参加し、同バンドから脱退したジョン・アンダーソンの後任としてボーカリストを務め、アルバム「ドラマ」を発表。しかし、間もなくバンドを離れ、’81年再びバグルスとしてアルバム「モダン・レコーディングの冒険」を制作した。バグルス解散後は音楽プロデューサーに転身、’83年古巣であるイエスのアルバム「ロンリー・ハート」をプロデュースし、同作からのシングルカット「ロンリー・ハート」が全米1位を獲得するなど大きな成功を収め、プロデューサーとしての地位を不動のものとした。同年レーベル“ZTT”を設立し、アート・オブ・ノイズ、プロパガンダ、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなどを送り出し、サンプリングの技術を世に広め、ヒップホップ、テクノの元祖ともいわれる。その後も、マルコム・マクラレーン、トム・ジョーンズ、フェイス・ヒル、シャルロット・チャーチ、シール、t.A.T.u.などのプロデュースを手がけた。2004年自身の音楽生活25周年記念のコンサートを開催し、ジェフリーとともに「ラジオ・スターの悲劇」を演奏。2010年バグルスを再結成。2011年大英帝国CBE勲章を授与された。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報