病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「トロンビン製剤」の解説
トロンビン製剤
トロンビン(沢井製薬、持田製薬)
フィブリンの形成と血液凝固因子を活性化させる効果によって止血します。上部消化管出血の止血に用いられます。
副作用として、
そのほか、腹部膨満感、下痢、吐き気・嘔吐、頭痛、発熱などがおこることがあります。このようなときは、医師に相談してください。
①凍結乾燥製剤で、緩衝剤に溶かして服用します。1日の使用回数、使用時間、1回の使用量については医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。上部消化管出血に用いる場合、薬を用いる前に胃酸を中和させるため牛乳などを飲んでください。
②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。とくに、この薬や牛血液を原料とする製剤で過敏症状をおこしたことのある人、凝固促進剤・抗プラスミン剤・アプロチニン製剤を使用中の人には使えません。
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