20世紀西洋人名事典 「トーマスケニアリー」の解説
トーマス ケニアリー
Thomas Keneally
1935 -
オーストラリアの小説家。
シドニー生まれ。
セント・パトリック大学で聖職、法律を専攻し、1964年処女作「ホイットマンの場所」を発表。流刑兵士を主人公とした叙事詩的長編「雲雀と勇士を招け」(’67年)、「主に万歳三唱」(’68年)の二作で、マイケ・フランクリン賞を、さらに「生存者」(’69年)、「従順な娘」(’71年)ではクック提督賞を受賞し、若手知性派の代表作家と評価される。最近はロンドン居住が多く、戯曲にも興味を示している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報