どかり(読み)ドカリ

精選版 日本国語大辞典 「どかり」の意味・読み・例文・類語

どかり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 重いものが落ちて物に当たるさま。また、大きな足音や勢いよく腰をおろすさまなどを表わす語。「どかっと」よりややゆっくりした感じを含む。
    1. [初出の実例]「長火鉢の傍にどかりと座った」(出典:落紅(1899)〈内田魯庵〉二)
  3. 物が一度に集まってくるさま、物事一時にたてこむさまを表わす語。どかっと。
    1. [初出の実例]「どかりと遣る気の相場にでもかかったもの歟」(出典:おぼろ夜(1899)〈斎藤緑雨〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む