山川 世界史小辞典 改訂新版 「ド・ゴール派」の解説
ド・ゴール派(ド・ゴールは)
Gaulliste
ド・ゴール将軍のもとに集まったフランスの保守政党で,たびたび議会第1党となる。1947年にフランス人民連合RPFを旗揚げしたのがその始まりであるが,53年に解散。58年のアルジェリア危機後に新共和国連合(UNR)が大統領の与党として再生し,60年代の繁栄を築き上げた。ミシェル・ドブレ,アンドレ・マルロー,ポンピドゥーやシャバン・デルマスらが有名な側近である。68年の五月革命後に共和国防衛連合(UDR)を名乗り,ド・ゴール没後の71年に共和国民主派連合(UDR)を名乗るが,76年にはシラクを総裁として共和国連合(RPR)を結成し,今日に至る。ド・ゴール主義とは,強烈な愛国心の謂いであり,自立した偉大なフランスを追求するナショナリズムに,その特徴がある。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報