ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドブソン」の意味・わかりやすい解説
ドブソン
Dobson, William
[没]1646.10.28. 〈埋葬〉ロンドン
イギリスの画家。 W.ホガース以前の最もすぐれた肖像画家とされる。 A.ファン・ダイクの後継者として 1642~46年オックスフォードでチャールズ1世の宮廷画家をつとめ,宮廷の人々の多数の肖像を制作。チャールズ1世のコレクションを通して学んだと思われる,ベネチア派の作風の影響がみられる。
ドブソン
Dobson, (Henry) Austin
[没]1921.9.2. ロンドン
イギリスの詩人,批評家。 1856~1901年,商務省海運部に勤務。詩集のほか文学史,特に 18世紀イギリス文学の研究,『リチャードソン伝』 Samuel Richardson (1902) をはじめとする伝記,評論集などがある。主著『博愛主義の勇士』A Paladin of Philanthropy (1899,1901) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報