20世紀西洋人名事典 「ドミニクタタルカ」の解説
ドミニク タタルカ
Dominik Tatarka
1913 - 1989
チェコスロバキアの小説家,エッセイスト。
スロバキア出身。
初期には心理主義的な作品を書いたが、ナチス・ドイツの傀儡であった「スロバキア国」における知識人の生き方を描いた「法衣を着た共和国」(1948年)で文名を確立した。その後も数作の長編があり、エッセイ集「終わりなき対話」(’59年)や「同意のデモン」(’64年)などで時代を批評し、その後の民主化に影響を与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報