ナフテン酸(読み)ナフテンサン

化学辞典 第2版 「ナフテン酸」の解説

ナフテン酸
ナフテンサン
naphthenic acid

ナフテン環をもつ環状飽和脂肪酸.石油に含まれる有機酸素化合物の主要部を占め,石油のアルカリ処理液の中和で得られる石油酸から精製される.各種の構造のものがあるが,次の一般式に属するタイプがもっとも多い.金属塩として,乳化剤(ナトリウム,カリウム塩),極圧添加剤(鉛,アルミニウム塩),ペイント乾燥剤(鉛,マンガン,亜鉛塩),殺菌剤(銅塩),油溶性酸化触媒(コバルト,マンガン塩)など,多くの用途に使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナフテン酸」の意味・わかりやすい解説

ナフテン酸
ナフテンさん
naphthenic acid

石油中に存在していて CnH2n-1COOH の一般式で表わされる石油酸の主成分で,飽和の炭素5員環または6員環をもつカルボン酸。アルカリ金属またはその他の金属の金属塩としてペイント乾燥剤,グリース,殺菌剤,プラスチックの安定剤などに用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む