ナフテン酸(読み)ナフテンサン

化学辞典 第2版 「ナフテン酸」の解説

ナフテン酸
ナフテンサン
naphthenic acid

ナフテン環をもつ環状飽和脂肪酸.石油に含まれる有機酸素化合物の主要部を占め,石油のアルカリ処理液の中和で得られる石油酸から精製される.各種の構造のものがあるが,次の一般式に属するタイプがもっとも多い.金属塩として,乳化剤(ナトリウム,カリウム塩),極圧添加剤(鉛,アルミニウム塩),ペイント乾燥剤(鉛,マンガン,亜鉛塩),殺菌剤(銅塩),油溶性酸化触媒(コバルト,マンガン塩)など,多くの用途に使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナフテン酸」の意味・わかりやすい解説

ナフテン酸
ナフテンさん
naphthenic acid

石油中に存在していて CnH2n-1COOH の一般式で表わされる石油酸の主成分で,飽和の炭素5員環または6員環をもつカルボン酸アルカリ金属またはその他金属の金属塩としてペイント乾燥剤,グリース,殺菌剤,プラスチック安定剤などに用いられる。

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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