ナリヤンマル(読み)なりやんまる(その他表記)Нарьян‐Мар/Nar'yan-Mar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナリヤンマル」の意味・わかりやすい解説

ナリヤン・マル
なりやんまる
Нарьян‐Мар/Nar'yan-Mar

ロシア連邦北西部、ネネツ自治管区の行政中心都市。人口1万8400(2003推計)。ペチョラ川の河口にある港湾都市で、ペチョラ炭田開発により発展した。製材、食品工業(水産加工、食肉製造)が主要工業。郷土博物館、獣医および教育専門学校がある。空港所在地。

[中村泰三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナリヤンマル」の意味・わかりやすい解説

ナリヤンマル
Nar'yan-Mar

ロシア北西部,ネネツ自治管区の行政中心地。バレンツ海に注ぐペチョラ川の河口から約 110km上流の右岸に位置する河港都市。ソ連の第1次5ヵ年計画におけるペチョラ炭田開発に伴って,1933年町の建設が開始され,35年市となった。漁業林業の中心地で,水産加工,製材などの工場や食肉コンビナートが立地する。郷土博物館,教育,獣医の専門学校がある。市名はネネツ語で「赤い都市」の意。人口約2万 5000。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む