現代外国人名録2016 「ナワル・エルサーダウィ」の解説
ナワル・エル サーダウィ
Nawal El- Saadawi
- 職業・肩書
- 作家,精神科医,フェミニスト
- 国籍
- エジプト
- 生年月日
- 1931年10月27日
- 出生地
- カフル・タハラ村
- 学歴
- カイロ大学医学部〔1955年〕卒,コロンビア大学(米国)卒
- 学位
- 医学博士
- 受賞
- ヨーク大学名誉博士(文学)〔1994年〕,イリノイ大学名誉博士(文学)〔1996年〕
- 経歴
- 6歳の時、割礼を受け、その体験が後に女の問題を考える原点となる。1972年農村で医者として働いた経験をもとに「女性とセックス」を発表。雑誌「保健」で政府に批判的な論文を載せたため、エジプト保健省保健教育局長、雑誌の編集主任を辞めさせられる。’73年よりアイン・シャムス大学医学部で「女性とノイローゼ」を研究。サダト政権下で他の知識人と共に投獄された。研究論文を発表する他にも小説「0度の女―死刑囚フィルダス」(’75年)を創作し、フェミニズム作家の道を歩む。’82年アラブ婦人連帯協会を設立。’92年エジプトを出国し、米国デューク大学で教鞭を執る。他の著書に「あるフェミニストの告白」(’58年)、「もうひとりの私」(’68年)、「女性に天国はあるのか」(’72年)、「神はナイルに死す」(’76年)、「イブの隠れた顔」(’77年)、「女子刑務所―エジプト政治犯の獄中記」(’83年)、「女ひとり世界を往く」(’86年)、「イマームの転落」(’87年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報