ニコラスティンバーゲン(その他表記)Nikolaas Tinbergen

20世紀西洋人名事典 「ニコラスティンバーゲン」の解説

ニコラス ティンバーゲン
Nikolaas Tinbergen


1907.4.15.(1904.説あり) - 1988.12.23
英国の動物学者。
元・オックスフォード大学教授。
ハーグ(オランダ)生まれ。
別名Niko Tinbergen。
オランダ生まれだが、後に英国に帰化。第二次世界大戦中にナチスのユダヤ人政策に反対し、オランダの収容所に送られる。戦後1947年ライデン大学教授となるが、’49年にイギリスに渡り、オックスフォード大学講師を経て、’66〜74年同大学教授を務めた。この間、動物の社会的行動研究を行い、とくにトゲウオセグロカモメなどの研究が有名で、動物行動学の確立業績により’73年フリッシュ、ローレンツとともにノーベル医学・生理学賞を受賞。また、兄のJ.ティンバーゲンも’69年度にノーベル経済学賞を受賞している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android