20世紀西洋人名事典 「ニコラスルーマン」の解説
ニコラス ルーマン
Niklas Luhmann
1927.12.8 -
ドイツの社会学者。
西ドイツ出身。
社会学を社会のシステム理論として再構成することを目指す。方法としての機能主義を徹底化し、システム形成によって、環境世界の複雑性の縮減(吸収)を図る自己準拠システムの選択的はたらきの結果として社会秩序の存立を(機能として)みる構造的理論を提唱。彼亡き後の社会学の一般論を目指すものとして、組織・行政社会学を本来の専門とする一方で普遍的な妥当要求を掲げて展開される壮大な理論は世界的な注目を浴びる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報