20世紀日本人名事典 「ねずまさし」の解説
ねず まさし
ネズ マサシ
昭和期の歴史家
- 生年
- 明治41(1908)年11月18日
- 没年
- 昭和61(1986)年4月1日
- 出生地
- 東京
- 出身地
- 台湾
- 本名
- 近藤 正志
- 旧姓(旧名)
- 禰津
- 学歴〔年〕
- 京都帝大文学部史学科〔昭和7年〕卒,京都大学大学院文学研究科考古学専攻修了
- 経歴
- 昭和10年反ファシズム雑誌「世界文化」に参加。11年文部省維新史料編纂局に入るが、翌12年久野収とともに検挙される。14年出獄と同時に召集され入隊。戦後は天皇制の研究に転じ、29年文化学院講師。遠山茂樹、井上清らとの「昭和史」論争は著名。主著に「天皇家の歴史」「天皇と昭和史」「現代史の断面・満州帝国の成立」「日本現代史」(全7巻)、訳書にマチエ「フランス大革命」、チャイルド「歴史とはなにか」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報