ネベリスコイ(読み)ねべりすこい(その他表記)Геннадий Иванович Невельской/Gennadiy Ivanovich Nevel'skoy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネベリスコイ」の意味・わかりやすい解説

ネベリスコイ
ねべりすこい
Геннадий Иванович Невельской/Gennadiy Ivanovich Nevel'skoy
(1813/1814―1876)

ロシア提督、極東地方探検家。1823年海軍兵学校を卒業。48~49年「バイカル」号艦長として、オホーツク海からアムール川河口の調査、探検に従事した。樺太(からふと)(サハリン)が半島ではなく島であること、外洋を航海する船が河口からアムール川をさかのぼることができることを確認した。これにより、間宮(まみや)海峡(タタール海峡最狭部)のことをロシアではネベリスコイ水道とよぶようになった。

[外川継男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android