のんこ髷(読み)のんこわげ

精選版 日本国語大辞典 「のんこ髷」の意味・読み・例文・類語

のんこ‐わげ【のんこ髷】

〘名〙 江戸時代元祿一六八八‐一七〇四)から享保一七一六‐三六)にわたって、侠客遊女など、だて者の男女の間に流行した髪形両鬢(びん)を細く狭くとり、髷を高く結ったもの。のんこまげ。のんこがみ。のんこ。
浮世草子・好色産毛(1695頃)三「中居・腰本ぐらいの一季の給銀打こみても出来ぬ着物こしらへて、〈略〉のんこ曲(ワゲ)の細しまだ」

のんこ‐まげ【のんこ髷】

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デジタル大辞泉 「のんこ髷」の意味・読み・例文・類語

のんこ‐まげ【のんこ×髷】

江戸時代、元禄~享保(1688~1736)ごろに流行した髪形。両鬢りょうびんを細く狭くとり、髷を高く結ったもの。男女の伊達者が好んだ。のんこわげ。

のんこ‐わげ【のんこ×髷】

のんこまげ」に同じ。

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