ノーメックス繊維(読み)ノーメックスセンイ

化学辞典 第2版 「ノーメックス繊維」の解説

ノーメックス繊維
ノーメックスセンイ
Nomex

デュポン(Du Pont)社が開発したナイロン型の耐熱性合成繊維の一種.イソフタロイルクロリドとm-フェニレンジアミンをトリエチルアミンの存在下,ジクロロメタン中で重縮合させ,生成するポリ(イミノイソフタロイルイミノ-1,3-フェニレン)を極性溶媒(ジメチルホルムアミドなど)中に塩化リチウム(または塩化カルシウム塩化亜鉛)を加えた溶液に溶かし,紡糸してつくる.強度4.9 g d-1.融点375 ℃.密度1.38 g cm-3.初期弾性率140 g d-1.伸度RH65% のとき22%.比熱1.21 J g-1-1.耐熱性,耐候性,耐炎性,耐酸性であり,耐高温水蒸気,耐放射線性ともに良好で,染色性はほとんどない.宇宙材料,消防材料,補強材料,防炎性室内装飾用のほか,電気絶縁材など広い用途をもっている.[別用語参照]芳香族ポリアミド

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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