ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハマビシ科」の意味・わかりやすい解説 ハマビシ科ハマビシかZygophyllaceae 双子葉植物フウロソウ目の1科。熱帯,亜熱帯を中心に世界に約 25属 250種ほどが知られ,砂漠などの乾燥地や海岸,塩湖などに生じる好塩性の強い植物群である。小低木ないし木化した多年草でとげをもつものが多い。また,乾燥への適応として茎,葉が肥厚し,厚い毛におおわれるものも多い。葉は羽状複葉で対生する。花は集散花序をなし,5数性,放射相称の両性花。萼片,花弁とも5枚,おしべは5~15本ある。果実は蒴果,または小球形で開裂せず,外面にとげや角状の突起をもつのが普通である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by