ハリビユ(読み)はりびゆ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハリビユ」の意味・わかりやすい解説

ハリビユ
はりびゆ / 針莧
[学] Amaranthus spinosus L.

ヒユ科(APG分類:ヒユ科)の一年草。茎は稜(りょう)があり、高さ40~80センチメートル。葉は長い柄があり、狭卵形または卵形で先は鈍くとがる。基部はくさび形で、基部の両側に約1センチメートルの刺(とげ)がある。花期は8~10月。花序下部では球状、上部では穂状をなす。胞果は、ややしわがあり、横裂する。熱帯アメリカ原産で、世界の各地に広まり、日本では関東地方以西の本州から沖縄、小笠原諸島に帰化している。

[小林純子 2021年2月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む