現代外国人名録2016 「ハートヴィッヒガウダー」の解説
ハートヴィッヒ ガウダー
Hartwig Gauder
- 職業・肩書
- 元競歩選手 モスクワ五輪男子50キロ競歩金メダリスト
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1954年
- 出生地
- 西ドイツ・ファイインゲン(ドイツ)
- 学歴
- ワイマール大学(建築学)
- 経歴
- 西ドイツに生れ、生後まもなく東ドイツに移住。6歳ごろスポーツ英才教育のメッカ、チューリンゲン州イルメナウに移り、16歳で競歩を始める。東ドイツ代表として、1980年モスクワ五輪の男子50キロ競歩で金メダルを獲得。’86年シュトゥットガルト・ヨーロッパ選手権、’87年世界選手権ローマ大会で金メダル、’88年ソウル五輪銅メダル、’91年世界選手権東京大会銅メダル、’92年バルセロナ五輪で6位入賞などの成績を残し、’93年現役を引退。この間、大学で建築学を学び、’94年建築物解体実習の際、心臓に細菌が感染。回復の見込みなしと医師より宣告されるが、’95年人工心臓を入れたのち、’97年に心臓移植を受け、一命を取り留めた。その後、ウオーキングでリハビリに励み、’98年秋にはニューヨーク・シティー・マラソンを完走。健康維持のために心拍数を一定以下に保ちながら少し早めに歩いたり、坂道や階段を積極的に歩いたりする“パワーウオーキング”を提唱、普及に努める。また、臓器移植の啓発を目指すドイツ・スポーツマン臓器提供協会事務局長としても活動。本職はドイツの大学病院の健康推進室長。2003年来日し、富士登山に成功。2009年ウオーキング普及のため来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報