ハーマン・オットー・L.フィッシャー(その他表記)Hermann Otto Laurenz Fischer

20世紀西洋人名事典 の解説

ハーマン・オットー・L. フィッシャー
Hermann Otto Laurenz Fischer


1888.12.8 - 1960.3.9
ドイツの有機化学者。
元・カルフォルニア大学名誉教授
ヴュルツブルグ生まれ。
著名な有機化学者フィッシャー,エミール長男として生まれる。ケンブリッジ大学卒業後、1912年ベルリン大学で父と共同研究を始めるが、第一次世界大戦勃発で研究は中断された。二人の弟は戦死、’19年には父が自殺。’22年に結婚後、’32年ベルリンを去り、スイスバーゼル移住。’37〜48年トロントのバンティング研究所に勤務後、カルフォルニア大学バークリー校で主任を経て、名誉教授となる。この間、炭水化物グリセリドイノシトール合成構造化学に関する研究を行った。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android