バフラ城塞(読み)バフラジョウサイ(その他表記)Bahla Fort

デジタル大辞泉 「バフラ城塞」の意味・読み・例文・類語

バフラ‐じょうさい〔‐ジヤウサイ〕【バフラ城塞】

Qal'at Bahla'》⇒バハラ城塞

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バフラ城塞」の意味・わかりやすい解説

バフラ城塞
バフラじょうさい
Bahla Fort

オマーン北部,アハダル山地山麓に残る城塞跡。首都マスカットの南西約 200kmに位置する。オアシス都市として古くから栄えていたが,海からやって来るペルシア人砂漠を抜けてくるベドウィン族などの侵入・攻撃から町を守るため,7世紀頃から城塞がつくられ,16世紀に現在の形になったといわれる。石の土台の上に日干し煉瓦を重ねた城壁は高さ数m,総延長 12kmにも及ぶ。城壁の上には巡視路,要所には監視塔が設けられており,オマーンで最も高い「風の塔」もその一つであったが,すでに崩落している。 1987年世界遺産の文化遺産に登録。日干し煉瓦でできているため非常にもろく,崩壊の危機にある。

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百科事典マイペディア 「バフラ城塞」の意味・わかりやすい解説

バフラ城塞【バフラじょうさい】

オマーンの首都マスカットの南西約150km,アフダル山脈南麓に位置するオアシスの古都バフラにある城塞。現在ある城壁は16世紀頃に築造されたものといわれ,その総延長は約12kmに達し,数あるオマーンの城塞の中で最大規模のものとなっている。城壁は日干し煉瓦で築かれているため風化が激しく,絶えず修復が必要とされている。1987年世界文化遺産に登録。

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