バルマセーダ(その他表記)José Manuel Balmaceda Fernández

山川 世界史小辞典 改訂新版 「バルマセーダ」の解説

バルマセーダ
José Manuel Balmaceda Fernández

1840~91

チリの大統領(在任1886~91)。1864年国民党下院議員となり,自由主義派政治家として台頭。86年自由党急進党の支援で大統領に就任する。鉄道道路などインフラ建設,財政税制改革,教育近代化など民族主義的近代化政策を断行し,硝石(しょうせき)産業国有化を計ったが,議会内外で,保守派のほか,銅・硝石業界を代表する自由党の離反を招き,内乱なかで自殺した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android