20世紀西洋人名事典 「パトリシアライトソン」の解説
パトリシア ライトソン
Patricia Wrightson
1921 -
オーストラリアの児童文学作家。
1955年田舎の子供たちを描いた「ヘビクラブ」を発表する。’65年「惑星からきた少年」で、宇宙人の目を通して、現代社会をユーモラスに描く。代表作の一つ、’68年「ぼくはレース場の持主だ」では、知恵遅れの少年の目から見た現実を追求する。’73年「星に叫ぶ岩ナルガン」で、オーストラリアのファンタジーを確立する。成長、愛、死をテーマにしたハイ・ファンタジーの作品に、「氷の覇者」「水の誘い」「風の勇士」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報