20世紀西洋人名事典 「パトリックキャバナー」の解説
パトリック キャバナー
Patrick Kavanagh
1905 - 1967
アイルランドの詩人,作家。
キンセラ、クラークと並ぶイエイツ以後の代表的詩人で、1936年処女作品「耕夫及びその他の詩」を出版後、ダブリンに出て雑文書きで生計をたてる。詩集には「大飢饉」(’42年)、「売りものの魂」(’47年)、「詩集」(’64年)などがあり、思想を盛り込まず、生き生きとしたリズム感が特色である。作品は詩集のほかに、自伝小説「若き愚か物」(’38年)、小説「タリー・フリン」(’48年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報