ヒダツァ族(読み)ヒダツァぞく(その他表記)Hidatsa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒダツァ族」の意味・わかりやすい解説

ヒダツァ族
ヒダツァぞく
Hidatsa

北アメリカ平原インディアンの一民族で,ミズーリ川上流に住むスー族の一分派。土をかぶせた円形家屋の半定住村をつくり,女性はトウモロコシカボチャ,豆の栽培と土器製作,男性は野牛その他の大型動物の狩猟を行なった。年齢組による軍隊組織,母系をたどる氏族組織,太陽踊り儀礼が知られている。言語の類似から,先史時代にはクロー族と関係があったと考えられるが,文化的にはマンダン族と似ており,200年以上友好関係をもって白人との交易にたずさわってきた。 1868年以後マンダン族,アリカラ族同盟を結び,ノースダコタ州指定居留地にともに住んでいる。居留地内の人口は推定約 1000人。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む