デジタル大辞泉 「ビシュワナート寺院」の意味・読み・例文・類語
ビシュワナート‐じいん〔‐ジヰン〕【ビシュワナート寺院】
インド北部、ウッタルプラデシュ州の宗教都市バラナシにあるヒンズー教寺院。5世紀の創建。ムガル帝国の攻撃を受けてイスラム寺院に改築。18世紀に現在見られる金箔で覆われた黄金寺院が再建された。シバ神信仰の中心地であり、バラナシで最も重要な巡礼地として知られる。
インド中央部、マディヤプラデシュ州の町カジュラーホにあるジャイナ教寺院。10世紀初頭に建立。シバ神を祭る。もとは五つの堂で構成されていたが、現在は本殿と二つの祠堂が残る。外壁には男女交合のミトゥナ像のほか、子育てや楽器の演奏など女性の暮らしの様子を描いた浮き彫りが施されている。1986年に「カジュラーホの建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。