デジタル大辞泉 「ビランドリー城」の意味・読み・例文・類語 ビランドリー‐じょう〔‐ジヤウ〕【ビランドリー城】 《Château de Villandry》フランス中西部、アンドレ‐エ‐ロアール県の村ビランドリーにある、16世紀に建造されたルネサンス様式の城。美しい幾何学模様の広大なフランス式庭園があることで知られる。ロアール渓谷流域の古城の一つとして、2000年、「シュリーシュルロアールとシャロンヌ間のロアール渓谷」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ビランドリー城」の解説 ビランドリーじょう【ビランドリー城】 フランス中西部のロワール渓谷にある古城群の一つ。トゥール(Tours)近郊のコミューン、ヴィランドリー(Villandry)にある。トゥール駅から約15km、車で30分ほどの場所にある。16世紀につくられたルネサンス様式の美しい城で、幾何学(きかがく)模様のフランス式庭園を持つ城として知られる。広大な庭園は上下3層に分かれ、上から「氷の庭園」、「装飾樹林庭園」、「菜園」となっている。所有者が転々とする中、一時期、この庭園は公園に造り替えられるなどしたが、20世紀初めに、現在の所有者がかつての庭園を見事に復活させ、今日に至っている。ロワール渓谷の他の古城とともに、「シュリーシュルロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」として、世界遺産に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報