ビリュイ川（読み）ビリュイがわ（その他表記）reka Vilyui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ビリュイ川
ビリュイがわ
reka Vilyui

ロシア東部，サハ共和国を流れる川。レナ川最長の支流。全長 2650km。流域面積 49万1000km²。中央シベリア台地中部に源を発し，南東流，東流して中央ヤクート低地でレナ川中流部左岸に注ぐ。10月中旬～5月下旬は結氷。融氷期には増水して氾濫する。レナ川との合流点から 1170km上流まで航行可能。流域は人口希薄であるが，天然ガス，石炭，岩塩，ダイヤモンドなどを産する。下流部に水力発電所が建設されている。沿岸主要都市はビリュイスク。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ビリュイ川
びりゅいがわ
Вилюй／Vilyuy

ロシア連邦東部、東シベリアを北流して、ラプテフ海（北極海の一部）に注ぐレナ川の一支流。中央シベリア高原に発し、南東流、のち東流してマルハ川などの支流を集め、レナ川の左岸に注ぐ。延長2650キロメートル、流域面積45万4000平方キロメートル。流域の大部分はソ連邦を構成するサハ共和国。10月中旬から5月中旬まで凍結する。上流にビリュイスコエ貯水池（1967建設）がある。流域に、石炭、天然ガス、塩、ダイヤモンドなどを産する。

［津沢正晴］

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