百科事典マイペディア 「ビルスマ」の意味・わかりやすい解説 ビルスマ オランダのチェロ奏者。バロック・チェロ(バイオリン参照)の名手として知られる。ハーグ王立音楽院でチェロを学び,1959年パブロ・カザルス国際コンクールで優勝。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席奏者を務めるなどモダン楽器での演奏活動を続ける一方,レオンハルトやブリュッヘン,ビオラ・ダ・ガンバ奏者W.クイケン〔1938-〕らと親交を深め,バロック・チェロの演奏法を追究。J.S.バッハ,ボッケリーニ,ベートーベンなどのソナタ,室内楽曲,協奏曲に従来の演奏様式を一新する自在な演奏を繰り広げている。また,ガット弦(弦)を用いるアンサンブル〈ラルキブデッリ〉を組織し,古典派をレパートリーの中心に活動。→古楽→関連項目チェロ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報